CMPとは、Consent Management Platformの略称で、ウェブサイトやアプリ上でユーザーのデータ収集や利用に関する情報を提供し、同意を取得するためのツールです。日本語では「同意管理プラットフォーム」とも呼ばれます。
一般的には、「クッキー同意ツール」として理解されることが多いです。
CMPの目的
CMPを導入している企業や媒体社のサイトでは、訪問者が自身のデータがどのような目的(広告の最適化、レポーティング、コンテンツ配信、計測など)で、どの3rdパーティベンダー(アクセス解析ツール、広告プラットフォーム、DMP、タグマネジメントツールなど)に提供されているかを把握できます。もし自身のデータが使用されてほしくない場合は、目的やベンダーごとにデータ提供を停止することが可能です。
主な機能
1. 同意収集:
– ウェブサイトやアプリに訪問するユーザーからデータ収集やクッキーの使用に関する同意を収集します。
– バナーやポップアップ形式でユーザーに同意を求めるメッセージを表示します。
2. 同意管理:
– 収集した同意を管理し、いつでもユーザーが同意内容を変更したり撤回したりできるようにします。
– 同意の状態を追跡し、各ユーザーの同意履歴を保持します。
3. 法的準拠:
– GDPR(一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア消費者プライバシー法)など、地域ごとのプライバシー規制に準拠します。
– 規制の変更に応じて、同意管理のプロセスを更新します。
4. データの透明性:
– ユーザーに対して、どのデータが収集され、どの目的で使用されるかを明示します。
– データ収集や使用に関する詳細な情報を提供し、ユーザーの信頼を得ます。
5. レポートと監査:
– 同意の取得と管理に関する詳細なレポートを生成します。
– 規制当局からの監査に備えて、適切な記録を保持します。
CMPの導入の流れ
1. CMPの選定:
– 市場には複数のCMPが存在します。企業のニーズや規模に応じて、適切なCMPを選定します。
– 有名なCMPプロバイダーには、OneTrust、TrustArc、Didomiなどがあります。
2. 設置と設定:
– 選定したCMPをウェブサイトやアプリに統合します。
– データ収集の目的やカテゴリーを設定し、ユーザーに表示する同意バナーをカスタマイズします。
3. 同意の取得:
– ウェブサイトやアプリを訪問するユーザーから、同意を収集します。
– 同意バナーのデザインやメッセージを調整し、ユーザー体験を最適化します。
4. 同意の管理と更新:
– 収集した同意情報を適切に管理し、必要に応じてユーザーが同意を変更できるようにします。
– 規制の変更に対応し、同意管理プロセスを更新します。
5. モニタリングとレポート:
– 同意の取得状況をモニタリングし、必要に応じて改善を行います。
– 同意取得に関するレポートを生成し、規制当局の要求に対応します。
最後に
CMPは、企業がデジタル広告やデータ収集活動を行う際に、法的なリスクを管理しつつ、ユーザーとの信頼関係を築くために不可欠なツールです。